家庭教育推進協会(FEPA)はお子さんの不登校や反抗、家族内コミュニケーションのトラブルなどをカウンセリングを通じて解決するサポートを行っていますが、具体的にどのような考え方で、どのような方法で支援していくのかが気になる方も多いかと思います。
そこで、このページでは以下3点、
- 家庭教育推進協会の基本的な考え方
- 具体的な支援方法や手段、内容
- 実際に行ってきたことやサポート内容
について具体的にお伝えしていきますね!
家庭教育推進協会(FEPA)の基本理念
家庭教育推進協会は2010年に大阪市中央区に設立され、以降、不登校や引きこもりのご家庭のサポートを中心に活動してきました。
大事にしている考え方は、家庭教育を通じて家庭内問題の根本解決をするということ。
以下で詳しくお伝えしていきますね!
そもそも「家庭教育」とは
「家庭教育」というと、みなさんは何を想像されるでしょうか。
- 食育
- 自宅での宿題
- ピアノなど習い事の練習
- お箸の持ち方などのマナー
- 早寝早起きなどの生活習慣 など
上の一例のように、家庭内で行われる教育は多岐に渡りますが、その中でも私たちは「家庭内のコミュニケーションのあり方」に着目していきます。
親の子育てスタンス、普段の声掛け方法、親子の関係性…といった観点から、家庭内に問題がないか、誰かにストレスが溜まっていないか、子どもの自立を阻むものがないか、信頼関係の揺らぎがないか等を分析します。
日々の些細なやり取りから、家庭教育が関わっているのです。
悩める親御さんのサポート
少子化の日本においても、年々不登校の人数は増え、神経発達症(発達障害)の子も増えています。
そして子育てで悩む親御さんも増えています。不景気、共働きなどで家庭内の負担が増える一方で、仕事や家事育児に追われて「子どもが育てにくい…」と孤独を感じている親御さんがなんと多いことか。
家庭教育推進協会は、そんな悩める親御さんのサポートをしたいと考えています。
実は、子育てや子どもとのコミュニケーションを取るのはコツがあります。「子どもが何を考えてその行動を取ったのか」「言葉にはできないけれど何を欲しているのか」…そういった子育て上の観察眼・洞察力を親が養い、子どもの心理を学び、状況を分析してその子に合った対応を親が取れるかどうかで、子育てしやすさが驚くほど変わってきますし、何よりお子さんが自立して発達面でも効果を感じられます。
家庭内での日々の子育てスタンス、声掛け方法、叱り方や褒め方など…家庭教育方法を親が学ぶことで、家族のコミュニケーションが円滑化し、家族それぞれが自立して生き生きと暮らせるお手伝いを家庭教育推進協会は行っています。
不登校も「家族療法」で解決できる
ひと時代前までは「不登校はその子自身の問題」と言われ、不登校の原因は子どもの性格や考え方であり、その子にのみ原因があると考えられてきました。
しかし、子どもが不登校になるような考え方や習慣になってしまったのは、家族の影響もあると家庭教育推進協会では考えています。コミュニケーション不足や母子依存など、家庭内に元々何らかの問題があり、それが子どもの「不登校」と言う形で表出したのだという考え方(=家族療法)です。
そのため、親が家庭教育を学び、日頃の子どもへの接し方を変えることで、不登校や反抗等も解決できると思っています。そして実際、家庭教育を実践することでたくさんの不登校を解決してきました。
家庭教育推進協会が目指すのは、あくまで「不登校解決」ではなく、家庭内問題の改善です。不登校が解決し、お子さんも自立していき、家族それぞれが我慢せず生き生きと過ごせる未来まで考えて、ご家族全体をサポートしていきます。
家庭教育推進協会(FEPA)の支援内容
家庭教育推進協会の基本的な考え方をお伝えしてきましたが、その考え方を実践するために、協会が具体的に何をしているのか、どんなサポートをしているのかについてご説明させて頂きますね。
セミナー・講演会
家庭教育推進協会では、親御さん向けのセミナーや講演会を定期的に実施しています。
- ネット依存症を理解しよう
- 子どものやる気スイッチを見つける
- 今話題の認知行動療法の考え方を学ぼう など
日々現場でお子さん・親御さんと接する中で、よくあるケースなどをテーマとして取り上げ、子どもの心理まで掘り下げて対策・対応方法をお伝えしています。
ご都合の合うとき、気になるテーマがあればぜひご参加ください!
不登校・引きこもりの解決
家庭教育推進協会に一番ご相談頂くのが、お子さんの不登校・引きこもりについてのお悩みです。
今はオンラインスクールやチャレンジスクールなど選択肢も多いので、「そもそも今の学校に行くべきか」を悩んでいる方もおられるかと思います。
確かに「そもそも学校は行くべきか」は一考の価値がありますが、家庭教育推進協会としてはまずはやはり「なぜ不登校になったのか」「普段の家庭教育・コミュニケーションのなかで、子どもの自立を妨げるものはないか」からカウンセラーが分析していきます。
そして母子依存や過保護・過干渉、親子間の信頼関係の揺らぎ等があれば、それを改善できるような考え方や言葉かけをお伝えしていきます。そうやって家庭内問題が改善していくと、自然と不登校も解決することも多いです。
発達・子育て相談
近年増えている、子どもの神経発達症(発達障害)。
発達障害の診断がなくても、なんとなくコミュニケーションが取りにくい、何を考えているのかわかりにくい、癇癪を起こすと対応しようがない…そんなときもありますよね。
このようなお悩みには、コミュニケーションを円滑化できるような、子どもの心理や対応方法をお伝えしていきます。必要であれば、親御さん向けに、もっと子育てをラクに考えられるようなカウンセリングも行っています。
また、最近ではHSCの子も増えています。
日光があたると集中できない、ディスカッションは緊張しすぎてパニックになる…そんな特性があるお子さんには、その子にとって刺激軽減ができる環境を作ることが必要ですので、「どうすればパニックにならないか」「どうすれば快適に日常生活を送れるか」といった対策を一緒に考え、必要であれば学校に直接連絡して先生方と交渉することもあります。
家庭教育推進協会(FEPA)の支援特徴
ここからは、家庭教育推進協会の特徴についてご説明していきますね。
他の支援と迷われている方は、特徴で比較してご検討ください!
カウンセリング担当は国家資格「公認心理師」取得
家庭教育推進協会から派遣するカウンセラーは公認心理師を取得しています。
繊細なお子さんや神経発達症(発達障害)の対応も経験豊富ですし、最新の心理学理論も学んだうえでのカウンセリングをさせて頂きます。
1対1の専属カウンセラーが担当
家庭教育推進協会では、1対1の専属カウンセラーが一貫してご相談に対応します。
毎回カウンセラーが変わっていると、今までにどういう経緯があったのかなどが細かく共有されずに、結果的に不登校が長引いてしまう等にもなりかねません。
そのため、お子さんや親御さんの小さな変化にも気づけるよう、1対1の専属カウンセラーがご対応することを大事にしています。
メンタルフレンドが関係性構築
不登校や引きこもりの子は外出や人と会うことを嫌がることも多く、親がカウンセリングに連れ出そうとしても家から出られないケースもあります。また「学校」「先生」「病院」といったワードに拒否感を示す子もいます。
心療内科の先生のような、いかにも「先生」という人に会うと委縮するのも仕方がありませんよね。そのようなときに活躍するのが、メンタルフレンドです。
メンタルフレンドはカウンセラーとは異なり、堅苦しいカウンセリングはせずに、まるで近所のお兄さん・お姉さんのような雰囲気でお子さんと対話します。一緒に遊んだり、お菓子を食べたりするなかで徐々に打ち解け、お子さんの性格傾向や気質、何が好きでどんなときにやる気が出るのかなどを観察していきます。
親や学校の先生たちよりもお子さんと歳が近いので親近感も感じて貰いやすく、お子さんがより自然体で話すことができることから、不登校や引きこもりの解決が早くなりやすいメリットもあります。
カウンセリングの種類
お子様やご家族のご状況、遠方かどうか等によって、色々なカウンセリング方法に対応しています。
- 電話カウンセリング
- メールカウンセリング
- オンラインカウンセリング
- 訪問カウンセリング
- 来談カウンセリング など
やはり効果が高いのは、直接お会いしてカウンセリングすることではありますが、ご負担になる場合は最初の数回のみ訪問カウンセリングでその後は電話カウンセリングに切り替えて…といった方法も可能です。
お子さんとご家族にとって最適なカウンセリング方法、支援方法を相談していきましょう。
会話ノートの添削
家庭教育推進協会では「会話ノート」を使って家庭内コミュニケーションを把握していきます。親御さんに日々の会話をノートに記録していただき、その会話を添削していくことで、親御さんにリアルなケーススタディをしていただきます。
例えばこんな親子間会話があったとします。
子「テレビのリモコンが動かない!壊れてるよ!」
母「電池が切れてるんじゃないの?」
この会話では、お母さんがすかさず解決策を教えてしまっていますよね。これではお子さんが自分で考える機会を失くしてしまうので、お子さんは何かトラブルがあると何でもすぐにお母さんに相談しようとしてしまいます。お母さんがいないので、小学校に行くのも漠然と不安を感じるようにもなります。
お子さんが自分で考えたり自立を促すためには、お母さんは「え!壊れちゃったの?(共感)」「なんでだろうね~」と言った言葉にとどめるのが良いのです。
こういった何気ない会話から、子どもの心理や対応方法を学んでいくことで、親御さんは「こういう時には、こう対処すればいい」とご自身で判断して言動できるようになっていきます。
親御さんがお忙しい中家庭内コミュニケーションを学ぶことは大変かと思いますが、日々のコミュニケーション方法を親御さん自身が学ばれるからこそ、再登校した後の継続登校に繋がりやすくなるのです。
中長期的なサポート
家庭教育推進協会が目指すのは、あくまでお子さんとご家族それぞれが自立し、家庭内ストレスを減らして健やかに暮らしていくことです。
なので一時的な再登校を不登校解決と呼ぶはずもなく、継続登校できているか、お子さんが学校でストレスを溜めていないか、親子関係は良好かといったことも含めて一緒に考えていきます。
それに小学校で不登校が解決しても、中学校で思春期の対応に戸惑ったり…など、子育ては迷いの連続だと思います。そのように迷った際も、セミナーや講演会、教材や書籍、カウンセリングを通じて、ご希望に応じたサポートを中長期的にしていきます。
風邪を引いたときに気軽にかかりつけ医に行くように、ちょっと困りごとができたときに気軽に相談に行ける心理の専門家として捉えていただけたらと思います。