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【セミナー報告】7/30(日)/テーマ「今日から実践できるルールの決め方(スマホ・生活習慣編)

【セミナー報告】7/30(日)/テーマ「今日から実践できるルールの決め方(スマホ・生活習慣編)

2023年7月30日(日)、「今日から実践できるルールの決め方(スマホ・生活習慣編)」のテーマで家庭教育セミナーを開催させて頂きました!

講師は、全国を飛び回って活躍する公認心理師のみつまさ先生。

今回は子どもたち・親御さんと日々接するからこそわかるリアルな目線で解説頂いたセミナー内容を簡単にご紹介しつつ、参加者の感想などもまとめました!

事務局グマ
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セミナーは録画してありますので、アーカイブ視聴をご希望の方は協会HPからご覧ください。

家庭教育セミナー「今日から実践できるルールの決め方(スマホ・生活習慣編)」の概要

現代は子どもでも1人1台スマホを持つ時代。

スマホの使用方法、使用時間、勉強との両立など…私たち大人の時代には考えなくても良かった細かいルール設定が現代では必要になっていますよね。しかし、これらの家庭内ルールは年齢や性別、兄弟間によっても変化するため、親御さんは生活習慣や電子機器のルール決めに頭を抱えてしまいます。

今回はお悩みの多い家庭内の様々なルールについて、普段から不登校支援で子どもの心理を理解している公認心理師のみつまさ先生が、「役に立つルール決めのコツ」を家庭教育の目線で伝えてくださいました。

事務局グマ
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みつまさ先生の詳しいプロフィールは「カウンセラー紹介」ページにあります!

そもそもルールとは

家庭内ルールとは

みつまさ先生曰く、そもそもルールとは「みんなが気持ちよく生活するためのもの」。

守れば報酬があることもあるし、守らなければ罰則やペナルティを課されることもあります。当たり前のことをしてご褒美が貰えるのは良くないですし、かといって罰則やペナルティばかりだと家の中が殺伐としてしまいます。

家庭内ルールを決めるにあたっては、バランスがとても重要です。

家庭内ルールのメリット・デメリット

そもそも「家庭内でルールを作るべきか?」で悩んでいる親御さんもいらっしゃるかと思います。

家庭内ルールを作るべきかどうか迷う際には、まず家庭内ルールを作るメリットとデメリットを整理してみましょう。

家庭内ルールを決めるメリット・デメリット

【メリット】

  • 家庭内が円滑に進む
  • 一定のルールに従って進める
  • 子どもに責任感が養われる

【デメリット】

  • ルールに縛られて家庭内が窮屈になる
  • 子どもの主体性が不足する

家庭内ルールを設定すると、家庭内が窮屈に感じたり、子どもの主体性が不足したりといったデメリットもあります。しかし、子どもの長すぎるスクリーンタイムを改善したり、学習リズムを整えたり、子どもが自分で考えて行動出来るようになるといったプラスの効果もあります。

ルールという共通認識が家庭内で出来ると、親御さんの家事・育児負担も軽減され、気持ちに余裕が生まれることも多いです。

さらに子育てにおいて上手に家庭のルールを決めることは、子どもの責任感が高まり、妥協や交渉、他人の意見の尊重など、社会的人間力を成長させることにも繋がります。ルールを守ることで自信や自己効力感が育ち、失敗する事で反省や「次はどうしたら良いか」など考える力を育むことにもなるのです。

みつまさ先生
みつまさ先生
家庭内が窮屈にならないよう、バランスのいい家庭内ルール設定をすることがポイントです!以下でルール設定のポイントを解説していきますね!

ルール設定のポイント

家族みんなが納得して運用でき、三日坊主で終わらない家庭内ルールを作るためにはポイントがいくつかあります。

ルール設定のポイント

  • 単純明快にする
  • 子ども自身の意見・要望も可能な限り聞き入れる
  • 子どもがルールを守ることが大事だが、親が守らせることが出来るルールにすることも大事

まず大事なのが「ルールを単純明快にする」ということ。

「火・水・土はドリル1枚、月・金はドリル2枚やる」というよりは「毎日ドリルを1枚やる」の方が簡単で覚えやすいので、実行や習慣化もしやすいです。まずはシンプルなルール作りからやっていきましょう。

そして、親が押し付けたルールでは子どもが従わないことが多いので、ルールを作る目的を共有したうえで、家族みんなで運用できそうなルールを子ども自身にも意見を出してもらいながら作っていきましょう。

また、一度決めたルールはしっかりと守っていくことが重要です。ルールを守る日と守らなくていい日を作ると子どもも混乱してしまいますし、「守らなくても怒られなかった」「守らなくても楽しく1日を終えられた」となれば「ルールを守らなくてもいいや」という誤学習にも繋がりかねません。

そのため、親自身が守ることができるルールを設定したり、継続的に子どもに守らせることが出来そうなルールにすることが重要です。

事務局グマ
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ルール決めを行う家族会議の具体的な方法など、もっと詳しいことが気になる方はセミナーアーカイブもご活用ください!

参加者の感想

【30代女性・10歳の女の子のママ】

今回で2回目のセミナー参加でした。娘がYouTubeばかり見ているので、何とかしたいと思ったのが受講のきっかけです。

セミナーの中で「誤学習」という言葉をはじめて聞き、これはまさにうちのことだ…と思いました。教えていただいた家族会議の方法を、我が家でもやってみたいと思います。

【40代女性・中学生の男の子のママ】

高校受験も控えているのにゲームもスマホもやめられず、どうしたらいいのかわからずにいました。

私1人では効果が薄そうなので、やはり主人も一緒に家族会議でルール決めをしていきたいと思います。

お世話になっております。先日のセミナー、貴重な講義ありがとうございました。

家族会議についてのお話、改めて勉強になりました。我が家は子供が成人していますが、今でも家族会議の大切さを実感しています。成長していくにつれて進級、進路、就職、引越し、退職、転職など人生の大事な場面で家族会議を開く習慣が定着しています。

子供たちが安心して親と話ができる場、しっかり向き合う時間が家族会議だと思います。解決策がすぐに出なくても一緒に考えていく過程も大事だと思いました。

こうして家庭教育を学ばせていただく中で、成人してもまだまだ続いていくし、こうしたことを体験した子たちがいつか子育てをしてく中でも思い出してつなげて欲しいなと思います。

家庭教育セミナーを視聴したい方へ

家庭教育推進協会では、ご要望にお応えしてセミナーアーカイブの配信も始めました。

セミナーを受講しそびれてしまった方、過去のセミナーもチェックしてみたい方、もう一度復習したい方など、様々なケースで便利にお使いいただけると思いますので、気になる方は協会HPからご確認ください。

一般の方/賛助会員でアーカイブダウンロード料金が変わりますので、賛助会員の方は必ず賛助会員用ページからダウンロードをお願いします

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ABOUT ME
坂下
カウンセラーの坂下です。お子さんのためなら遠方でも出張カウンセリングに伺います!