皆さんこんにちは!
昨年の夏も暑かったですが、今年の夏もとっても暑いですよね…!私も毎日溶けそうになりながら訪問カウンセリングを頑張っています!
これだけ暑いと外にもなかなか出られないので、夏はどうしても自宅で過ごす時間が長くなりますよね。そんなとき要注意なのが、スマホやゲームです。
なぜなら、夏休み中にスマホやネットの使い方が乱れ、生活習慣まで乱れてしまい、夏休み明けに学校に行けなくなる子が近年増えているためです。
今回は、スマホやゲーム依存について考えてみたいと思います。
不登校の高校生のスマホ・ゲーム依存における家庭教育の重要性
近年、不登校の原因として、子どもたちのスマホ・ゲーム依存が注目されていますね。
公園や児童館に行っても子どもがゲーム機を囲んで遊んでいる姿をよく見かけます。既にスマホやゲームは子どもたちの生活の一部となっており、友だちと一緒に遊ぶツールでもあるので、「ゲームは良くない」と思いつつも親が「ゲームを買い与えない」「禁止する」のような対応は取れなくなっているのが実情ではないでしょうか。
つまり、現代日本ではスマホやゲームとうまく付き合うことが必須であり、このデジタルとの付き合い方は学校ではほとんど教えてくれないので家庭教育としてうまく伝えていく必要があるのです。
しかし、デジタルとの付き合い方を親が子に教えるのもまた難しいですよね。
そもそもデジタル依存の根深さを親が知らなかったり、スマホ利用のルールの決め方に戸惑ったり、子どもから反感を買わないような伝え方などもわからずに迷ったり…という方が多いのではないでしょうか。
そして、親がデジタル依存や家庭教育について学ぶよりも早く子どものデジタル依存が進んでしまい、慌ててしまうのです。
不登校の高校生のスマホ・ゲーム依存の種類は2つ
家庭内でネットやデジタル機器との付き合い方を身に着けられないと、以下のようなトラブルに発展することがあります。
- 夜中までスマホをいじる(昼夜逆転)
- パソコンのオンラインゲームをずっとしている
- LINEでのトラブルやいじめ
- 課金サービスでの子どもの使い込み など
このようなトラブルは、ネット・スマホ依存症と関係することも多いです。
そしてこのようなネット・スマホの依存は、以下の2種類あると考えられます。
コンテンツ依存
「コンテンツ依存」とは、特定のゲームにのめりこむことです。
最近のスマホゲームは「1時間後にイベント開催!」とか「1時間限定のレベルアップクエスト!」とか「限定モンスター登場!」など時間ごとに指定されることが多く、「今プレイしなければ!」という心理になるよう巧みに作られています。
そして、さらに「友達に自慢したい、ゲームの中で強くなりたい」という気持ちが働き、現実世界のスケジュールよりもコンテンツ内のスケジュールを重視するあまりに生活習慣の乱れなどの問題に繋がることもあります。
繋がり依存
「繋がり依存」は近年ではLINE・SNS問題などが挙げられます。
人には「集団に所属していたい」という欲があるため、SNSやスマホによって以下のような感情が掻き立てられるのです。
- LINEグループの話題について行けなくて翌日学校で仲間外れにされたくない
- 既読無視された…?もしかして友達に嫌われてる?
- クラスの人気者LINEグループに入っている自分はすごい
スマホやSNSをしたいわけではないのに、繋がりを失うのが怖くてせざるを得ないというケースもあり、これは子どもにとっても非常に辛い状況です。
不登校の高校生のスマホ・ゲーム依存の対処法
高校生に限らず、不登校の子のスマホ・ゲーム依存の対処法について詳しいことは以前の記事でまとめた通りです。
そして、やはりスマホ・ゲーム依存の対処として大事なのは、親がいかにネットのリテラシー教育を家庭内で行うことが出来るか、スマホなどの適切なルール化を出来る立場にあるのかなのです。
お子さんが不登校で、かつスマホ・ゲーム依存の親御さんは、どうしても以下のように感じてしまうこともあるかと思います。
- スマホを持つ=悪
- LINE=いじめの原因
- ゲームアプリ=悪習慣の原因
しかし、スマホもゲームもSNSも、既に子どもの世界に浸透しており、一様に取り上げたりできるものではなくなっています。
そして、一時的に取り上げに成功したとしても、それは子ども自らがゲーム依存症を乗り越えたというより、周囲の大人が制限したに過ぎません。「依存したい気持ち」にフタをすることになるので、大人になってから別のものに依存することにもなりかねません。
そのため、やはり子どものうちに、親が家庭教育で自律や忍耐力を教えていくことが大事なのです。
「高校の不登校原因がスマホ・ゲーム依存の場合の対処法」まとめ
「スマホ・ゲーム依存の場合の対処法」の答えが「親が家庭教育で自制心や忍耐力を教えていくこと」と聞いて、正直ガッカリされた方もおられるのではと思います。
「〇〇すれば、ゲーム依存は解決できる!」のように、わかりやすくてすぐに効果が出そうな情報の方が、親御さんのニーズには合っているかもしれませんね。
しかし、すぐに効果があるように見えるものは、すぐにまた依存状態に戻ってしまうことの方が多いです。だからこそ家庭教育推進協会では、依存したくなる背景の心理にも着目してカウンセリングしていきます。
- 勉強から逃げるためにゲームをしている → 辛いことから逃げない力を養う
- 友達と常に一緒にいないと不安 → 1人でいても大丈夫な強さを身に着ける
- ゲーム内でチームメイトに頼られるのが生きがい → ゲーム外で得意なことを見つける など
このような変化を起こすのは、かなり時間もかかりますし大変なことです。しかし、親御さんが家庭教育を学び、カウンセラーと共に日々しっかり向き合うことで変化は起きます。
自分を律する力、嫌なことも逃げない力、苦しくても「自分はできる!」と信じられる力…このような非認知能力は、お子さんが生涯に渡ってたくましく自分の力で生きていく力になるはずです。
不登校はとても辛いかと思いますが、不登校をきっかけにスマホ・ゲーム依存に本気で向き合い克服することができれば、それは非常に大きな一歩となり、親子ともに自信になります。
もし本気で克服されたい方は、家庭教育推進協会の公式LINEやカウンセリングも参考になるかと思うので是非活用してくださいね。